COLUMN

骨盤の開きを改善する歩き方|親指の付け根を意識して歩行を「締める運動」に変える

2026年9月5日伊藤 周弥

骨盤の開きを改善する歩き方のコツを解説。お尻が広がる原因は「外側荷重」にあります。親指の付け根と内ももを意識し、日常の歩行を骨盤を締めるトレーニングに変える方法を詳しく紹介します。運動が苦手な方でも、重心の意識を変えるだけで下半身太りの解消や美尻効果が期待できます。今日から歩き方を見直しましょう。

運動を頑張っているのにお尻の形が変わらない、むしろ脚が太くなった気がするとお悩みではありませんか。

骨盤の開きを歩き方から整え、日常の歩行を美尻トレーニングに変える具体的な意識ポイントをお伝えします。

骨盤が開く原因は歩き方の重心の偏りにあるのか?

お尻が横に広がり、垂れてしまう大きな原因は筋肉不足だけではありません。


実は、歩行時に足の外側に体重が逃げてしまう重心の偏りが深く関わっています。
足の小指側に重心が偏ると、太ももの外側の筋肉ばかりが使われ、骨盤を支える内側の筋肉が休んでしまいます

下半身太りに悩む方の多くには、「靴の底の減り方に偏りがある」という共通点が見られます。


骨盤が開いたまま歩き続けると、お尻の筋肉が外側に引っ張られて平らになり、結果としてお尻のトップの位置が下がって見えるようになります。
これは筋トレ不足ではなく、日常の歩き方による骨盤の使い方が原因と考えられます。

指導歴6年、延べ150名以上の女性をオンラインでサポートしてきた経験から、この外側への重心の偏りを修正するだけで、お尻のラインに変化を感じる方が多くいらっしゃいます。骨盤が開くと下腹も内ももも使われないまま、脚だけが横に広がって見えてしまうため、まずは自分の重心がどこにあるかを知ることが改善の第一歩です。

骨盤が「開く」とはどのような状態か

骨盤が開くというのは、骨そのものがバラバラになるわけではなく、骨盤周りの筋肉のバランスが崩れて外側に広がったように見える状態を指します。


特に、股関節が外側にねじれる動きが重なると、骨盤の幅が広く見え、お尻の横側のボリュームが目立つようになります。
この状態では、いくらスクワットをしてもお尻ではなく前ももにばかり効いてしまうため注意が必要です。

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足裏の内側と内ももを使う歩き方で骨盤は締まるのか?

骨盤を内側に締めるために最も重要なのは、足の親指側で地面を捉えることです。


足裏の内側に重心を乗せることで、連動して内ももの筋肉(内転筋)が働きます。
この内ももの力が、外側に広がりがちな骨盤を中心へと引き寄せる「締め具」のような役割を果たします。

多くの女性が、歩くときに足の指先をうまく使えず、足首だけでペタペタと歩く「だらだら歩き」になっています。


これでは骨盤は締まりません。
最後の一蹴りで足の内側に体重を乗せる意識を持つだけで、歩行そのものが骨盤を整えるエクササイズに変わります

特別な運動時間を取らなくても、通勤や買い物の時間がトレーニングに変わるのです。

  1. 足裏全体を意識して着地する: まずは足裏を意識して静かに着地します。このとき、足の裏全体でドスンと着くのではなく、丁寧な接地を心がけるイメージを持ちます。
  2. 重心を親指側へ移動させる: 着地してから、足の外側を通らずに、まっすぐ親指側へと体重を移動させていきます。
  3. 親指側で地面を後ろに押し出す: 最後の一歩を蹴り出すとき、小指側に逃げず、親指側でしっかりと地面を後ろに押します。この瞬間、内ももに力が入るのを感じてください。
  4. 股関節から足を出す: 踏み出す足が不安定にならないよう、股関節から正しく動かすことで、骨盤が安定した位置で動くようになります。

お尻を締めて歩く習慣が骨盤の開きを改善するのか?

骨盤の開きを改善し、お尻の形を整えるには「お尻の穴を締める」感覚を歩行に組み込むことが非常に効果的です。


骨盤が開いている状態では、骨盤の底を支える筋肉が緩み、内臓が下がったりお尻が垂れたりしやすくなります。
歩くたびにお尻の奥をキュッと締める意識を持つことで、骨盤が安定し、歩行の質が大きく向上します

当社のメソッドでは、トレーニングの本質を「セッション以外の時間」にあると考えています。


週に一度の激しい運動よりも、毎日の歩行中にお尻を締める意識を持つの方が、体は変わりやすいのです。
実際、トレーナーである私自身も、以前に体重が増加した経験がありますが、こうした日常の意識改革によって短期間で体の変化を実感しました。

お尻を締めて歩くすると、自然と背筋が伸び、骨盤が正しい角度(ニュートラル)に保たれます


これにより、今まで使われていなかったお尻の上部の筋肉が刺激され、丸みのあるヒップラインが作られていきます。
「お尻を締めて歩く」は初日から実践でき、感覚の変化をすぐに感じていただけるポイントです。

日常の「ながら」でお尻を締める練習

歩くときだけでなく、日常生活の隙間時間も活用しましょう。


歯磨きをしている間、皿洗いををている間、信号待ちの間などに、左右のかかとをつけて立ち、お尻の穴を中央に寄せるように締めてみてください。
この「ながら意識」を繰り返すことで、歩くときにも自然とお尻に力が入るようになり、骨盤の開きが戻りにくい体が作られていきます

運動が苦手な人でも歩き方の意識だけで骨盤は改善するのか?

「運動が続かない」「ジムに通う時間がない」という方にこそ、歩き方の改善は向いています。


特別な器具もマットも必要なく、今日から家の中で一歩踏み出す瞬間から始められるからです。
体は継続によって変わり始め、習慣として定着していく方が多いですが、大切なのは「完璧を目指さないこと」です。

当社のオンラインパーソナルでは、定期的な短いセッションとLINEでの伴走を大切にしています.忙しい毎日の中で「意識してもすぐ元に戻る」のは当たり前です。


それで自分を責める必要はありません。
「気づいたらまた意識する」を繰り返すうちに、少しずつ体に馴染んでいきます。

この「戻ってもいい」という寄り添いが、運動経験ゼロの方でも継続できる理由です。

目標は「痩せること」そのものではなく、「自分の体の使い方が分かり、自分で維持できる状態になること」です。


歩き方が変われば、一生モノのスキルになります
指導が終わったあとも、自分で自分の体を変えていける自信を手に入れていただきたいと考えています。

まずは、次の外出時に「足の内側の意識」を一度だけすることから始めてみませんか。

  • 短時間からでOK: 最初から全ての歩行で意識しようとすると疲れてしまいます。まずは「駅までの数分だけ」「スーパーの中だけ」と決めて取り組むのがコツです。
  • カメラONでフォーム確認: オンラインセッションでは足の位置や骨盤の傾きを画面越しに確認します。客観的な視点が入ることで、正しい足裏の使い方が身につきやすくなります。
  • LINEでの動画サポート: セッションで学んだポイントを忘れても、LINEで届く部位別の短尺動画を見返せば、いつでも正しい意識を思い出せます。
骨盤改善のステップ目安
期間意識の状態体の変化の目安
初期意識しないと忘れるお尻が使いやすくなる
中期歩き出しに意識が向く姿勢が良くなったと言われる
継続期無意識でも歩き方が整うお尻のラインが安定する

よくある質問

Q1. そもそも「骨盤が開く」とはどのような状態を指すのですか?

骨盤を支える筋肉が緩み、左右の腰の骨が外側に広がって見える状態です。
これによりお尻が大きく垂れて見えたり、内臓が下がって下っ腹が出やすくなったりする原因になります。

Q2. 親指の付け根を意識して歩くと、具体的にどのような変化がありますか?

足の内側に体重が乗るようになり、普段使われにくい内ももの筋肉が刺激されます。
その結果、外側に逃げていた重心が中心に集まり、広がった骨盤を内側へ引き締める効果が期待できます。

Q3. 自分の歩き方が「外側荷重」になっているか確認する方法はありますか?

普段履いている靴の底を見て、小指側やかかとの外側ばかりが極端にすり減っていないかチェックしてください。
外側だけが減っている場合は、重心が外に逃げて骨盤が開きやすい状態と言えます。

Q4. 運動が苦手なのですが、歩き方の意識だけで本当に効果が出ますか?

はい、特別な筋トレをしなくても、毎日の歩行を「締める運動」に変えるだけで筋肉の使い方が変わります。
通勤や買い物などの移動時間を活用できるため、運動習慣がない方でも続けやすい方法です。

Q5. お尻を締めて歩く際、腰を反らせすぎないためのコツはありますか?

お尻の穴をキュッと中心に寄せるイメージを持ちつつ、お腹にも軽く力を入れるのがコツです。
下腹部を意識することで腰の反りすぎを防ぎ、骨盤を正しい位置で安定させたまま歩くことができます。

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伊藤周弥 オンラインパーソナルトレーニング