COLUMN
オンラインのパーソナルトレーニングで姿勢のクセは分かるのか。実際に体験を受けられた方の声とあわせて、画面越しに何を見ているのかを指導歴6年のトレーナーが具体的に説明します。
「オンラインのパーソナルって、本当に見てもらえるんですか」
体験トレーニングのお申し込みをいただくとき、いちばん多くいただくご質問です。画面越しで姿勢のクセが分かるのか。ジムのように隣で見てもらえないのに、意味があるのか。もっともなご不安だと思います。
この記事では、私が画面のどこを見ているのかを、具体的に書きます。
先日、初めてオンライントレーニングを受けられた松川洋子さまから、こんなご感想をいただきました。
オンラインでのトレーニングは初めてでしたが、指示がわかりやすく形がわかりやすかったです。
身体の左右差などにもすぐに気がついてくださって、的確なアドバイスいただきました。— 松川洋子さま(実名掲載のご許可をいただいています)
この「左右差にすぐ気がついた」という部分について、実際に何を見ていたのかをお話しします。
松川さまが四つん這いで足を上げたとき、私はこう申し上げました。
「左右差だいぶありそうですね。左のときは結構、上半身も使っちゃってるんですよ。でも右足のときは、ちゃんと骨盤で動いてる」
足の高さを見ていたわけではありません。足を上げたときに、上半身がついてきているかどうかを見ていました。
弱いほうの脚は、脚だけでは上がりません。無意識に肩や背中の力を借りて持ち上げようとします。すると、動かしていないはずの上半身が、わずかに動きます。これは本人には見えません。画面には映ります。
松川さまご自身も、こうおっしゃっていました。「普段踊るときも、左の振りが弱いなって自分でも思うんですよ」。感じてはいたけれど、理由までは分からなかった、ということです。
お尻の種目なのに腰が反る。足を上げたのに骨盤が一緒に浮く。背中の種目なのに肩がすくむ。動くべきでない場所が動いたら、そこは力を借りているということです。回数よりも先に、ここを見ます。
細かいようですが、ここで効く場所が変わります。つま先が下がっていると内ももに入りません。足と足の間に隙間があると、お尻の上ではなく外側に逃げます。画面では、はっきり見えます。
同じ種目を左右でやっていただくと、差が出ます。片方だけフォームが崩れる、片方だけ回数の後半で雑になる。ここが、その方の弱い側です。
ここは、よく誤解されているところです。
動画を見ながら一人でやると、左右を同じ回数にしがちです。でも左右で力が違うのに同じ回数をやると、強いほうがさらに強くなって、差が開いていきます。
ですので、弱いほうを多めにします。たとえば左が弱ければ、左を10回3セット、右は10回1セットだけ。強いほうに合わせるのではなく、弱いほうに合わせます。
さらに、弱いほうは姿勢の段階を1つ下げることもあります。右は四つん這いでできても、左はうつ伏せから。同じ日に、左右で違う種目をしていただくこともあります。
この判断は、左右を見比べないとできません。
セッションの時間は見ていられますが、ご自宅で一人でやるときは私はいません。そのときに、ご自分で答え合わせをする方法があります。
効いた場所を確認してください。
効いた場所が違っていたら、回数を減らして、姿勢の段階を1つ下げてください。回数より、効いている場所のほうが正確な採点表になります。
器具は要りません。重りも不要です。自重で負荷を上げたいときは、ゆっくり動かすか、途中で止めるかの2つで足ります。背中を鍛えたいときは、バスタオルが1枚あれば足ります。
カメラはオンでお願いしていますが、身なりを整えていただく必要はありません。すっぴんでも部屋着でも、まったく問題ありません。私が見ているのは、足の位置と骨盤の向きだけです。
オンラインで見ているのは、動かしている場所ではなく動かしていない場所です。上半身がついてきていないか、腰が反っていないか、左右で違わないか。これは隣にいても画面越しでも、見るポイントは変わりません。
松川さまが「すぐに気がついてくださって」とおっしゃったのは、特別なことをしたからではなく、見る場所が決まっているからです。
無料の体験トレーニング(60分)では、実際にお体を見ながら、その場でお伝えします。勧誘はいたしません。
※体を動かして痛みが出る場合や、痛み・しびれが続く場合は、まず整形外科などの医療機関にご相談ください。
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