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同じ動作でも、速く動かすと有酸素運動になり、ゆっくり動かすと筋トレになります。自宅でのトレーニングが効かない理由と、骨盤を固定して股関節から動かす考え方を解説します。
「回数はこなしているのに、効いている感じがしません」
自宅でトレーニングをされている方から、よくいただくご相談です。動画を見ながら、言われた通りの回数をやっている。それでも狙った場所に効かない。
この場合、多くはやり方ではなく「速さ」に原因があります。
同じ動作でも、速く動かすか、ゆっくり動かすかで、体の中で起きていることはまったく別物になります。
速く動かすと、骨盤が一緒に動いてしまいます。骨盤が動いている状態では、狙った筋肉を固定できません。結果として、それは筋トレではなく有酸素運動になります。
有酸素運動が悪いわけではありません。体重は落ちます。ただ、有酸素運動で落とした場合は、やめると戻りやすい。これが正直なところです。
反対に、骨盤をぐっと押さえた状態でゆっくり動かすと、内ももやお尻の上のほうにしっかり効きます。
「疲れた感じ」は速いほうが強く出ます。息も上がりますし、汗もかきます。だから多くの方は、速いほうが効いていると感じます。
でも、疲れることと、効かせることは別です。ここを分けて考えられるようになると、自宅でのトレーニングの質が変わってきます。
ジムに置いてあるマシンの多くは、座った状態で使う形をしています。
あれは楽をするためではありません。骨盤を固定するためです。骨盤が動かない状態を作って、狙った筋肉だけに効かせる。マシンとは、そのための道具です。
ということは、骨盤を固定できさえすれば、器具がなくても同じことができるということです。実際、自宅でマット1枚あればできます。
大きく上げる必要はありません。むしろ、高く上げようとすると膝から動いてしまい、効かなくなります。少し動かすだけで、内ももに入ってきます。
「これだけでいいんですか」とよく驚かれますが、これだけで十分です。
早く結果を出したい気持ちは、よく分かります。私自身、10キロ太ったところからやり直した経験があるので、焦る気持ちは理解しているつもりです。
ただ、順番としては正しく効かせられるようになるのが先です。効かせ方が分かってから回数を増やすほうが、結果的に早く進みます。
今日から回数を増やすより、まず1回をゆっくりやってみてください。効いている場所が変わるはずです。
※ 体調や持病に不安がある方は、無理をせず医師にご相談ください。効果の感じ方には個人差があります。
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